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左は扁平・右は陥没乳首だけど母乳育児できてます!-授乳拒否からの脱出-

babies, hands, lactation-921037.jpg 妊娠・育児

こんにちは!「難しい形のおっぱい」の持ち主、つま実です。
産院退院後に起こった授乳拒否、そこからどうやって直母に至ったかをお話しします。

再び助産師さんの指導を受けて

「もう私、母乳育児できないのかもしれない…、辛い…!」
退院して2日目、心が折れそうになっていた私の元に一本の電話が入りました。
それは、この子を産んだ産院からでした。
「諦めないで!」
助産師さんからの救いの電話!
あの時電話がなかったら、指導を受けていなかったら、私は諦めていたかもしれないです。
本当にありがとうございました。
母乳育児がうまくいかなくて悩んでいるママさん、心が折れる前に、助産師さんに助けを求めて良いんです!
プロの力を借りましょう!

赤ちゃんの筋トレ実施

赤ちゃんと私の授乳(拒否)の様子を見て、赤ちゃんの頬の筋肉が弱いせいで母乳拒否になっている可能性が浮上しました。
もしかしたら頬の筋力は普通くらいだったけど、私のおっぱいの形が悪いせいで、余計筋力が必要だったのかもしれません汗

「おっぱいを飲むのには筋力が必要で、疲れるから、より楽に飲めるコップ授乳に逃げていた可能性が高い」
助産師さんはそのように仮説を立てました。
そこで、硬めの哺乳瓶の乳首を使い、赤ちゃんの頬の筋トレを実施することにしました。
助産師さんからはピジョンの「母乳実感」と「母乳相談室」の二つを紹介されました。
硬さは「母乳相談室」>「母乳実感」だそうです。
どちらもAmazonで購入できます。
私は退院時に購入していた「母乳実感」を使用して訓練することにしました。

乳頭を引っ張り出す

赤ちゃんの筋トレと同時に、私の乳首も引っ張り出す必要がありました。
助産師さんのマッサージだけでは足りないのです哀
そこで紹介されたのはピジョンの搾乳機です。

手動タイプを使って、授乳前に乳頭を引っ張り出し、少しでも突起が出ている状態で赤ちゃんに吸ってもらうことにしました。
ですが、最初は直接おっぱいを吸ってもらうのは大変だろうということで、ニップルシールドを使うことも勧められました。
ニップルシールドを通して赤ちゃんが吸うことで、シールド内で乳首が引っ張られて、乳頭が吸い出されるのです。
ニップルシールドは哺乳瓶の乳首「母乳実感」でも代用できると伺ったので、私はすでに家にある母乳実感の乳首を使用することにしました。

ちなみに紹介されたニップルシールドは「ピジョン 乳頭保護器」です。
サイズも自分に合ったものを使うのが大事だそうです!

搾乳機と哺乳瓶の乳首でトレーニング

助産師さんに指導してもらってから、以下のように授乳トレーニングを実践しました。

  1. 空き時間に搾乳しておく
  2. 搾乳機で乳首を引っ張り出す
  3. 直接乳首を吸わせてみる
  4. 哺乳瓶の乳首をおっぱいにつけて飲ませてみる
  5. おっぱいの乳首が引っ張り出されてたらもう一回咥えさせてみる
  6. 事前に搾乳していた母乳をコップ授乳
  7. ミルクをコップ授乳

この頃の日記を見返すと、1日が上記の作業とオムツ替えだけで終わっています。
上記の作業だけでも2時間くらいかかりますから、睡眠も小間切れ。
24時間ずっとやってましたね笑
「いつ寝てたの?」と不思議になるくらい、ずっと授乳しています。
本当にしんどかったなぁ。
家族が哺乳瓶や搾乳機を洗ったり消毒したりしてくれたので、本当に助かりました。
自分のご飯の用意すらままなりませんでしたよ…。

ちなみにコップ授乳は哺乳瓶のキャップで行っていました。プラ製でコップより薄くて飲みやすいみたいです。

ついに直接飲んでくれた…!

そんな日を数日過ごしたある日、ある時、突然直接おっぱいを吸ってくれるようになりました。
まずは、哺乳瓶の乳首なしで吸ってくれるようになり、そのうち搾乳機で引っ張り出さなくても吸ってくれるようになりました。
初めて吸い付いてくれた時は、本当に感動しました。
そして、直接母乳を飲んでくれるようになった為、洗い物が減り、負担が軽くなりました。

喜んだのも束の間…、頻回授乳地獄

直接母乳を飲んでくれるようになると、母乳のみで頑張ってみたくなりました。
1日の終わりはミルクで締めくくるけど、昼間はおっぱいだけでやってみたい!
そう思ってミルクを足さずに頑張ってみた結果、ずっとおっぱいから離れなくなってしまいました。
ママ、シンドイ。
おそらく、母乳の分泌もまだ少ない中で、ミルクを足さずに授乳し続けたので、一回の授乳量が少なかったのでしょう…。1時間毎に40分くらいずっと授乳することになってしまいました。
飲み終わったと思ったら、すぐ泣き出す。
寝落ちしたから床に下ろすとギャン泣き。
寝ている間もおっぱい咥え続けるか、ママの膝の上で丸まっているかのどちらか。それが24時間続いていく…。
ママは布団で寝ることも叶わず、ずっと椅子の上でうたた寝状態でした。
今思うとそんなに頑張りすぎずに、ミルクを足しながらでも良かったんじゃないかなと思います。
けどそうするとおっぱいが張って痛くてしんどかったかもしれない。
どちらにせよ、自分の納得する苦しみ方を選ぶしかないんだと思います…。

添い乳、断念…

添い乳も試してみたけど、新生児はまだおっぱいに吸い付く力が弱くて、ポジションが安定しない。
しかも横になっていると、普段の寝不足が祟って、一瞬で睡魔に襲われてしまう。
そしてこっくりこっくりしていると、おっぱいが赤ちゃんから外れてしまったり、母乳が布団にたれてしまったりしていました。
1番怖かったのが、赤ちゃんがおっぱいに押し潰されて、一瞬窒息してしまったことがありました。
本当にショックで、その直後は赤ちゃんを抱っこしてずっと謝り続けました。それ以降、添い乳は怖くてできなくなってしまいました…。

終わりに

今回は直接母乳が飲めるようになるまでのお話をさせていただきました。
困った時に助産師さんに頼って、本当によかったです。
助産師さんがいなかったら、直接飲んでくれるようになれたかわかりません…汗
本当にありがとうございました。
次回は母乳育児を進める中で起こった、おっぱいトラブルについてお話しします!